長池公園には、メロンパンが住んでいます。
メロンパンというのは、まだクモの名前がよくわからなかった頃に私が勝手につけたあだ名で、本当の名前は、サツマノミダマシといいます。
「サツマノミダマシ」を分解すると「サツマノミ+ダマシ」で、「サツマ+ノミ+ダマシ」ではありません。サツマノミ(サツマの実)というのは、ハゼ(櫨)の実のことだそうで、このクモがハゼの実に似ている(「ダマシ」)ことから、つけられた種名というわけです。樹木の図鑑を見てみると、ヤマハゼやウルシの熟す前の青い実に似ているような気もします。
上の写真では、網の真ん中に鎮座していますが、私が近づきすぎたのがイヤだったようで、端のほうに避難。よっこらしょ。
正確には、写真を撮った場所は公園の外で、公園横の歩道の植え込み(ドウダンツツジ)と街路樹の間に網を張っていました。
失礼して、おなかの側もパチリ。体長は、1センチ弱です。
長池公園には、もう1種類メロンパンが住んでいます。どちらも7月頃によく姿が見られます。もうひとつのメロンパンについては、また今度。
Neoscona scylloides 造網性(正常円網)
撮影:(3枚とも)07.7.7