野鳥やトンボ、チョウの世界は、概してオスのほうが派手で、図鑑などでもメスは添え物みたいに扱われることが多いですが(←被害モーソー?)、クモの世界は、その逆です。
オスのほうがからだが小さくて地味なことが多いです。
コガネグモの仲間もオスはメスよりずいぶんちっちゃいです。
まずは身体測定から。
左上がメス、右下がオスです。
写真撮影のために、ちょっと移動してもらいました。
右の第1歩脚と左の第2歩脚を欠いているのが痛々しいです。
オトコの勲章ってやつなんでしょうか・・・。
腹背の色合いには個体差があるようです。
同じ日に同じような場所で見かけた別の個体。薄い褐色です。
こちらは、歩脚を3本失っています。
ナガコガネグモは、あまり近づくと網を揺すって威嚇してきますが、この性格(習性)と、オスの歩脚が少ないのとは関連があるのかどうか。
網を揺する威嚇行動を、マクロレンズで接近しているときにされると、けっこうびびりマス。
Argiope bruennichii 造網性(正常円網)
撮影:(3枚とも)06.8.26